2015年06月21日

ムーンダスト・アプローズ



ウラル:突然呼び出してごめん。








エルシオ:いえいえ、大丈夫ですよ。それで、ウラル君。また何かあったのでしょうか?

ウラル:いや、その……今日は父の日だって知って……。

エルシオ:! なるほど。

ウラル:えっと、これ、受け取って欲しいんだ。



エルシオ:……これは?

ウラル:父さん、こういうの好きだったよなって思って。気に入ってもらえるといいんだけど……。

エルシオ:ふふ、素敵ですね。ありがとうございます、ウラル君。

ウラル:ん……よかった。







貴方は、私と出会ってから今まで外見が髪型くらいしか変わっていない。

……もしかしたら普通の人間ではないのかもしれない。

そう考えたこともあった。

しかし、私は人間でありながら人間の心を持っていない連中を良く知っている。

貴方がたとえどんなモノであろうと関係ない。

連中なんかよりよっぽど人間だ。

私は、貴方を慕っています。

貴方に育ててもらえて、本当に良かった。

ありがとう。











エルシオ:ウラル君、屈んでください。

ウラル:……ん。







エルシオ:本当に大きくなりましたねぇ……こうでもしないと、もう頭に手が届かないです。

ウラル:……ごめん。

エルシオ:謝る必要はありません。私は、貴方が生きてここまで育ってくれただけでいいのです。

ウラル:……うん。ありがとう。

エルシオ:こちらこそ。










エルシオ:ところで、ウラル君。







エルシオ:これ、可愛いは可愛いのですがなんというか……薔薇というよりカーネーションに見えるような……。

ウラル:父さん、さすがにそれは考えすぎだと思うんだ。

posted by 黒鳥なしら at 00:00| Comment(0) | 彼らの日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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