2017年06月01日

生者と死者の呼び声



ナーシラ:……生者の嘆きを聞いた。



『今日の貴方はなんだかいつもより元気が無いなと思いました。

 貴方は言いました。
 友人が亡くなった。自死だった。

 同い年の若者。少し前に会ったばかりだと言いました。

 貴方は言いました。
 こんなやり方しかなかったのか。他にもっと方法は無かったのか。

 表情は普段と変わりません。

 貴方は言いました。
 なんで何か抱えていたなら、誰にも相談しなかったのか。

 声の調子もいつもと変わりません。

 貴方は言いました。
 馬鹿なやつ。許せない。腹立たしくてしょうがない。

 でも、そんないつもと同じ表情で同じ声の調子で
 いつものような皮肉った言い回しと憤慨の言葉を吐く貴方からは
 無念と後悔と寂寞と疑問と、たくさんのやりきれない想いが伝わってきました。

 わたしは聞いてて寂しくなりました。
 わたしは話を聞いてあげることしかできません。

 貴方はそれでも後ろを向くことは無く
 今までと変わらず楽観的に図太く生きている。

 願わくば
 どうか貴方のような思いをする人が、今後現れませんように。』













ミズメ:そこのアンタ、ちょい待ち。聞きたいことがある。





ナーシラ:……。

ミズメ:そうそう、アンタだよ。

ナーシラ:……。これは。……何か。

ミズメ:アンタ、そこの建物から出てきたって事は死霊術師ネクロマンサーってことでいい?

ナーシラ:……貴方、は。……そう。いかにもわたしは死霊術師ネクロマンサー

ミズメ:よし。なら早速聞きたいことがある。

ナーシラ:……。場所を変えたい。わたしも貴方に興味を持った。

ミズメ:ふうん? それは







是非期待したいところだね。

posted by 黒鳥なしら at 00:00| Comment(0) | 彼らの日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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